残りの人生をハッスルするブログ

アングラスポット巡りがしたい!

長身黒髪眼鏡が好きなので執事喫茶へ行った話

前回の記事からだいぶ時間が経ってしまいました。。。
元々文章を書くことが苦手なのでこうなることは最初から分かっていた気がします。。。

 


今回は、昨年8月に訪れた東京・池袋に存在する執事喫茶について紹介します。私は長身黒髪眼鏡で少し影のある男性がドタイプなので(とても夢見がち)執事喫茶なんて行かないわけがありません。
私が行ったお店は、「池袋」「執事喫茶」といえば分かる人には分かる有名なお店です。完全予約制の為当日に行っても空いていることは少ないのではないでしょうか。
先日も東京へ行く機会があったので4日程前に予約をしようとしましたが全く空きがありませんでした。無念!

 

場所は乙女ロードの一角にあります。乙女ロードを知らない人は調べてみてね!
満席で埋めつくされた空き状況を横目に地下の階段を降りていくと、いきなり第一使徒ならぬ第一執事がスタンバイしていました!

 

f:id:zkym333:20170409211532j:plain

 

f:id:zkym333:20170409211525j:plain

 

うお~~~!初執事!生執事!めっちゃテンション上がる私。第一執事は長身細見眼鏡インテリ風といった感じ。彼が予約確認等をしてくれました。

 

そしていよいよ店内へ。まず謎の準備室?控室?のような部屋でもろもろの説明を受けました。多分。(半年前のことなので記憶が曖昧)
しかも、勝手に若い執事しかいないと踏んでいましたが、説明をしてくれた第二執事は40代~50代くらいのおじ様でした。すごい、幅広い!若手の執事さんって、腐女子や夢女子の妄想を具現化したような言っちゃ悪いですがチープな印象を受けるのですが、年配の執事さんってめっちゃマジ感ありません?年配第二執事の登場で(これはガチかもしれん…)と気づき始めました。

 

その後私の担当執事の紹介をされました。この店では、席への案内やメニューを聞いたり最後のお見送りをするのも、ほとんど担当執事がしてくれるようです。私の担当をしてくれたのは、フィギュアスケート宇野昌磨選手をもう少し大人にした感じの20代前半、純朴犬系執事でした。可愛かった。なのでここでは仮に宇野さんと呼ぶことにします。

 

 

宇野さんの案内で、ようやく入店!

 

店内、めっちゃ豪華!!!シャンデリア!!!レースのカーテン!!!高そうな椅子と机!!!そして大量のイケメン執事!!!そしてお決まりの「お帰りなさいませ、お嬢様」という台詞!!!!た、ただいま!!!わ、わいはお嬢様や!!!この90分間、わいは本気でお嬢様になれるんや!!!!う、う、うおお~~~~~~!!!!!!!

 

アドレナリン大量分泌。
多分口をぽかーんと開けていた気がします。( ゚д゚)ポカーン

予想以上にクオリティが高いし値段もそこそこします。確実にただの安いコンセプトカフェではないです。

 

動悸が収まらないままメニューを頼みます。頼むときはチリンチリンするやつ(語彙力)で近くの執事を呼びます。

f:id:zkym333:20170409211516j:plain

 

すぐさま宇野さんが来てくれるのでこれだけでかなりの癒しです。

私はアフタヌーンティーなるものを頼みました。飲み物は確か必ず頼まなければならないのですが、紅茶の種類がありすぎて何が何だか分からなかったので宇野さんにおすすめを聞きました。
宇野さん、説明がとても上手で分かりやすい。それに彼は、紅茶紹介の文章がやたらと長い分厚いメニューを全て暗記しているらしく、目をつぶっても説明ができるとおっしゃっていました。若い執事はチープだとか思ってすみませんでした。

この店に来るまでは、執事なんてオタクの趣味を多少かじってて自分が人よりもイケてることを自覚したファッションオタクのリア充な大学生が軽いノリでバイトしているだけかと思っていましたが(すごい卑屈な考え)それはとんでもない間違いでした。本気です、この店。

 

注文後しばらくすると頼んだアフタヌーンティーが運ばれます。とてもおいしい。食べながら改めて店内をよく見渡すと、執事の顔面偏差値が高すぎることを知ります。皆さん顔立ちが端正すぎますし振る舞いも美しいです。宇野さんのような純朴犬系執事もいれば、ちょっとオドオドしてて母性本能をくすぐるタイプの若手執事や、あなた絶対プライベートでコスプレイヤーやってるでしょ、と思ってしまうようなモデル体型のイケメン執事もいます。より取り見取りです。こんな天国みたいな状況に置かれると、ここに長くいてはいけない…という理性と、永遠にこの場所にいたいという本能がせめぎ合います。

 

それに、食事をしているとたまに宇野さん話しかけてくれるので結構嬉しかったりします。私が岐阜から観光にきたこと、観光の目的がコミケだということ、執事喫茶は初めてだということなどを話し、これは指名制度のないホストみたいやな…と思いました。

 

そこで、ふと思い立って宇野さんに一般的な質問を投げかけてみました。

私「宇野さんの出身はどちらなんですか?」

 

宇野「…私はずっとここでお嬢様と一緒に過ごしていたじゃないですか」

 

私「!?」

 

宇野「お嬢さまが突然岐阜へ旅立ってしまいましたから、私達はとても寂しかったですよ」

 

私「!?!?」

 

宇野「だから、また定期的に帰ってきてくださいね」

 

私「!?!?!?!?」

 

ぼ、ボロ全く出さない!!!どんな時でも設定を忘れていない!!!う、宇野さんすごい!!!!!!ま、まいりました!!!!!!

 

これはもう執事に“なりきっている”という次元を遙かに超え、宇野さんは“執事”なのです。彼はまごうことなき執事としてこの館でお嬢様のお世話をし、執事としての日常を生きているのです。それは宇野さんだけでなく他の執事も同様です。完成度、高すぎません?

 

 

さらに、この店では特殊な決まり事があります。
・トイレは勝手に行っちゃダメ!
・紅茶を勝手にカップへ注がない! などなど

 

つまり何かする際はチリンチリンで執事を呼んで、全てお世話されなければならないということです。トイレに関しては、一人で店内を歩き回ってはならず執事に案内してもらわなければなりません。席に戻る際も同様です。岐阜県出身の小説家、朝井リョウさんもとあるエッセイでこの店の感想を書いており、一人でトイレに立った際に軽く注意を受けたと綴っていました。

私は事前に予習をしていたので注意を受けることはありませんでしたが、お世話されることに慣れていなかったのでとにかく恥ずかしかったです…。

 

 

そんなこんなで夢のような90分があっという間に経過し、帰る時間になってしまいました。とてつもなく名残惜しいです。最後はお約束の「行ってらっしゃいませ、お嬢様」の言葉を聞きながら現実世界へと帰っていきました。

 


まとめますと、この執事喫茶はとにかく完成度が高く、私達凡人を一瞬でお嬢様にしてしまう魔法のような空間でした。店の雰囲気、料理の美味しさ、執事の完成度、全てにおいて満足しました。これは必ずリピートしますし黒髪眼鏡イケメンが大好物な方には特にオススメします!


そういえば、このブログをちまちま書いている間に大学を卒業し社会人になってしまいました。「残りの大学生活をハッスルするブログ」というタイトルでしたが、今後もアングラスポットや珍スポットへ行った際は感想を綴っていきたいなと思います。最後までお読みいただきありがとうございました。